相続メニューと費用
サポート一覧
上場株式や投資信託は相続税申告では相続発生日の時価を基準にしますが、実際には翌日も値動きしていますので価格の認識と相続後に実際売却換金した時の価格にズレが生じます。当事務所では少しでもそのズレを防ぐ為に、【遺産分割検討表】に直近時価も掲載するか、金額の大きい銘柄だけでも相場が変動する前に先に遺産分割することをお勧めしています。
お父様が他界され、相続人は子供3人、遺産は金融資産のみであったため遺産分割ももめることなく、均等に分けようと話をされていました。
遺産額が基礎控除を上回っていたため、相続税の申告について当事務所へ相談に来られましたが、相続人たちの仕事が忙しかったため、申告期限である10ヶ月を目途にゆっくりと進めてくれればよいとおっしゃられました。
遺産の内容をお聞きすると金融資産のみではありましたが、そのほとんど有価証券であったため、申告はゆっくりでもいいが遺産分割だけは早めにすることをオススメしました。
有価証券は日々時価変動するものであり、遺産分割・相続手続きをしないと証券の売却もできないことから、急な時価下落などに対応できないことを説明しました。
相続人は全員仕事で忙しく時間が取れないため、当事務所が相続手続きを代行し、遺産分割だけ早急に進めるように対応しました。
≪関連ぺージ≫
★失敗しない遺産分割19の提案
★遺産分割の誤解
★10ヶ月以内に遺産分割&相続税申告をしないとどうなるの?
★相続発生時に生じる問題を知って頂く事から
遺産分割・相続手続きを早急に進めた結果、相続開始から2ヶ月後には相続人へ名義変更が完了し、その後の急激な下落相場も何とか対処することができました。
申告期限10ヶ月を目途にのんびりしていると、かなり大損してしまうところだったので、当事務所の提案に非常に喜ばれておりました。
相続手続き(名義変更)は必要書類を揃えて提出してから約1ヶ月前後はかかりますので、慌てて手続をし出しても、手続き中に損失がどんどん膨らんでいくということもあり得ます。
時価変動のあるものは早急に手続きを進めることを当事務所では提案しています。